総合型地域スポーツクラブ

　地域住民が主体となって「いつでも」「誰でも」「世代をこえて」「いろいろなスポーツを」楽しむことができる環境づくりを目指し、規約や会則が整えられ、活動状況や予算・決算等が公開された公益的な非営利の活動組織です。
　地域住民の皆さんのアイディアによって自主的、主体的に運営され、メンバーの構成や地域ニーズを反映したプログラムを作成し活動をしています。健康・体力づくりだけでなく、地域の活性化や様々な課題を解決する役割を担える団体として定着することが期待されているスポーツクラブで、通称「総合型クラブ」と呼ばれています。
　本県における総合型地域スポーツクラブは、平成１５年度から育成が開始され、現在は30の総合型クラブが活動しており、それぞれの地域において、スポーツの振興やスポーツを通じた地域づくりなどに向けた多様な活動を展開し、地域スポーツの担い手としての役割や地域コミュニティの核としての役割を果たしています。

◆5つの特徴◆

１　多種目

　1つの種目だけでなく、複数の種目を楽しむことができます。ニュースポーツや障がい者スポーツ、文化活動に取り組んでいる総合型クラブもあります。

２　多世代

　子どもから高齢者まで、年齢や性別を問わず幅広い世代の人が参加し、スポーツを通じて交流することができます。

３　多志向

　初心者からトップレベルまで、上手になりたい方も気軽に楽しみたい方も、参加目的の違いに応じた活動ができます。

４　地域住民による自主運営

　「自分たちのスポーツ環境は自分たちで整える」という自主・自立の精神で、地域の声（ニーズ）に耳を傾けながら、地域の人が自主的に運営する組織です。
　※『地域』とは、概ね中学校区（自転車で気軽に移動できる範囲）を指します。

５　受益者負担

　クラブの運営には、様々なお金がかかります。補助金や無償ボランティアに頼りきりではなく、お金をいただいて地域に還元していく受益者負担の考えで運営しています。

県内総合型地域スポーツクラブ一覧