スポーツ少年団の理念
・一人でも多くの青少年にスポーツの歓びを提供する
・スポーツを通して青少年のこころとからだを育てる
・スポーツで人々をつなぎ、地域づくりに貢献する
「スポーツ少年団」では、子どもたちはスポーツを楽しむだけでなく、学習活動、野外活動、レクリエーション活動、社会活動、文化活動などを通じて協調性や創造性を養い、社会のルールや思いやりのこころを学びます。
スポーツ少年団に所属する団員の多くは小学生で、こころとからだの発達が急激に進む年代です。そのため、スポーツ少年団では日々のスポーツ活動のほか、文化・学習活動や社会活動など、幅広い活動を展開することを推奨しています。
日本スポーツ少年団では、子どもたちのスポーツ活動の基本を以下のように考えています。また、スポーツ少年団活動には「単一種目型」、「併行種目型」、「複合種目型」の3つのタイプがあります。
最近は、幼児期の子どもたちの中に「まっすぐに走れない」、「でんぐり返しができない」といった事例が見られるようになりました。これは、昔に比べて外遊びや集団遊びなどをする機会が減ったため、遊びの中で自然に身につくはずの「走る・跳ぶ・投げる・転がる・滑る」などの基礎的動作が上手にできなくなったことが原因だと考えられています。
日本スポーツ協会では、運動遊びや伝承遊びを通して、子どもたちが楽しみながら積極的にからだを動かすことで、発達段階に応じた望ましい動きを身につける運動プログラム「アクティブ チャイルド プログラム(JSPO-ACP)」を普及しています。
キャンプやハイキングなど、自然の中で伸び伸びと過ごすことは、日々の生活と異なる体験による豊かなこころ成長に役立つとともに、親子などで参加することによってふれあいも生まれます。
また、保護者との交流会やクリスマス会などの開催は、単位団に関わる人たちのまとまりを強くすることに役立ちます。
絵を描く、合唱をする、伝統芸能を体験するなどの活動は、豊かな情操をもたらします。子どもたちが豊かなこころをもつ大人に成長できるように、スポーツ活動のみならず、文化・学習活動にもぜひ取り組んでみてください。
スポーツ少年団は、地域社会で活動する団体です。地域行事への参加や美化活動などを通じて、地域と協力しながら子どもたちを見守りましょう。