水中運動

2009 年 6 月 26 日 · Filed in Let's 体力づくり, ◎お役立ち情報

水中での運動は、浮力の働きで体重の負担が陸上に比べ約1/10になります。また,水の抵抗で少ない動きでもエネルギー消費ができるうえ、過度な動きも制限されます。

 水中運動のメリットの1つは、水の持っている『浮力』という力です。身体を軽くしてくれるので、運動経験のない方や肥満の方、関節障害を持っている方にとっては、陸上より運動が楽に行えます。陸上での運動は、関節や骨に過度な負担を与える場合がありますが、水中では、胸あたりの水深で、体重が 30%くらいになりますので、つまり、関節などにも負担が少なく、身体に優しいといえます。

 次に、『水圧』が身体にかかることで、静脈血の心臓への還流がスムースに行えるため、心拍数が下がったり、下肢の浮腫みが軽減するなどの効果もあります。水中では、水深が深くなるほどに水圧が高くなりますから、水平位をとることで、浮力によって身体も浮いて、水圧と重力から開放され、呼吸も楽になるというメリットがあるのです。『水中リラックス』という名前は、まさしくこんなところからきました。

 さらに、水圧を上手く利用することで、呼吸筋の強化を行うことも出来ます。小児における水泳教室は、まさしくここが狙いです。プールという湿度の高い環境下で呼吸練習をすることは、とても有効な方法です。呼吸機能が向上することで循環機能も向上します。それは、生活習慣病の予防や肥満の予防にもつながるのです。また、体温より低いプール(30〜31度)では、心臓への負担も少なく運動ができます。水温が高いと、心臓や呼吸機能が促進され、呼吸循環器系に対する負担は大きくなります。温かいプール(34度以上)での運動は、オススメできません。水中が、安全で効果的に運動ができる環境かどうかは、水深や水温に大きく影響されます。プール選びは、慎重に行いましょう。