キンボール

2009 年 4 月 13 日 · Filed in ニュースポーツ辞典

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概 要

「キンボール」は、1984年にカナダの体育学士マリオ・デゥマーズ氏が考案し、現在のルールは体育学の専門家と相談しながら試行錯誤を重ね、キンボールの理念である協調性、スポーツマンシップの育成、そして運動能力に関係なく誰でもすぐに楽しめるスポーツとして1988年に確立された。
その後、カナダ・ケベック州政府スポーツレクリエーション省が連盟を正式な非営利団体として承認、普及活動に拍車がかかった。
現在では、カナダやアメリカの学校5,000校以上にまた、多数の成人教育コースに取り入れられており、愛好者は推定100万人と言われる。日本では国際キンボール連盟の協力を得て、1998年2月に国際日本キンボール連盟日本事務局が設立された。以下は国際ルール。

用 具

ボール 直径1.22m 重さ1kg

キンボールゲームに必要な備品

  • 各チームを示す3色のゼッケン
  • ゼッケンと同色の表示があるスコアボード
  • ストップウォッチ

場 所

コートサイズは最大21m×21m、最小15m×15m。この範囲内の大きさの屋内であれば、壁や天井を境界線として利用してプレーする。また、参加者の身体条件や年齢を考慮してコートサイズを決めてもよい。

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人 数

1チーム最大登録人数は12人。ただし、ゲームは1チーム4人、3チーム計12人で行う。メンバーの交代はサーブやレシーブの失敗・反則が行われた時に、コーチの指示によって何回でも行うことができる。

競技の方法

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試合開始前にまず、各チームのメンバーは、チームカラーを示すゼッケン(ピンク、ブラック、グレーのいずれか)を着用する。
サーブ権は、各チームのキャプテンがジャンケンで決める。審判のホイッスルの合図で試合開始となり、コートの中央のサーブチームの3人がボールを支え、残りの1人がサーブする。
攻撃側のプレーヤーの基本姿勢は、3人のプレーヤーが三角形をつくるようにボールの下に入る。片膝を床に付けて頭を下げて、腕を頭上に伸ばす。サーブするチーム以外は守備につく。
足は肩幅に開き、片足を前に出し、膝を曲げる。腕は前に出し、肩をボールの方に向けて前かがみに構える。
サーブはサーブチームの1人が、必ず「オムニキン」(*)と言い、続いて“レシーブチーム”の色をサーブ前に言ってからサーブする。(*)「オムニキン」の言葉の由来は、オムニ=すべてのキン=運動感覚という意味で、いわば「すべての人が楽しめるスポーツ」という造語。
サーブされたボールは、指定された色のチームが床に落ちる前にレシーブする。
レシーブした後、ボールを持って走ることもチームメイトにパスすることも認められているが、3人目がボールに触れたらその場からボールを動かすことはできない。また、1人目がレシーブのためにボールに触れてから10秒以内にサーブしなければならない。サーブするチームの3人目がボールにタッチした後は、5秒以内にサーブしなければならない。
レシーブに失敗すると、失敗したチー ム以外の2チームに1点が加算される。また、他のプレーヤーを罵倒したり、審判の判断に逆らったり、スポーツマンらしくない態度をとるなどの反則をした場合、他チームに点数が与えられる。
その後のゲーム再開は、レシーブの失敗や反則をしたチームが、レシーブの失敗や反則をしたところから(2mの範囲内で)サーブする。
ゲーム再開は3セットマッチで、各セットは15分で行う。ただし、申し合わせ事項として参加者の身体条件や年齢、経験の有無、1チームの登録人数が少ない場合などを考慮し各7分に設定してもよい。各セットの休憩は3分。
2セット目からはもっとも点数の低いチームがサーブ権を得、ゲーム開始となる。同点の場合は1セット目の開始時同様にジャンケンで行う。勝敗は3セットマッチの総得点で競う。

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★ サーブ

手や腕でボールを打撃することをサーブという。

  • 味方のメンバー全てがサーブの瞬間にボールに触れてはならない。
  • 1人のプレーヤーが続けて2回サーブできない。
  • サーブの前に必ず「オムニキン」という言葉とレシーブチームの色を言ってから行う。例えば、「オムニキン、ピンク」と言ってからサーブする。
  • 相手チームの色をコールするのは、サーブチームの誰か1人がする。
  • ボールは床に着く前に上に向かって飛ばすか、まっすぐ飛ばすかしてボールの直径の2倍、約8フィート(2.5m)以上飛ばさなければならない。頭上に2.5m飛ばしても構わない。

◎ 初心者の場合は、サーブは必ず両手で行うこと。

  • サーブはコート内に落ちなければならない。
  • ボールに触れていたプレーヤーがボールから離れ、弾みをつけてサーブを行うこともできる。
★ レシーブ

ボールが床に着く前にコート内でボールを捕らえなければならない。

  • レシーブするチームはボールが床に着かないようにするため、身体のどの部分を使ってボールをキャッチしてもかまわない。ただし、ボールのナイロンカバーや口の部分をつかんでレシーブしてはならない。

得 点

  • 反則やプレーに失敗があった場合は、主審はホイッスルを1回鳴らし、各1点が他の2チームに与えられる。
  • 警告を受けた場合に他チームに点数が与えられる。
  • a最初の警告の場合、1点が他のチームに与えられる。
  • b2回目から5回目の警告の場合、5点が他の2チームに与えられる。

★ 高齢者や障害者用-1バウンドルール

高齢者や車イスの方には運動量を少なくするために、「サーブされたボールを1バウンドしてからレシーブしても構わない」と言ったルールを採用することができる。